心無い言葉と励ましと

ヴィッキー

2007年11月12日 21:45


ヴィッキーは明後日で12歳と2ヶ月になります。
犬は7歳から「シニア犬」と呼ばれるけれど、
10歳を超えるとハイシニア犬っていうんだって。

そんなハイシニア犬のヴィッキーは寒がりだし
朝も夕方も暖かいお部屋から急に寒い外に出て
心臓とかに急に負担が掛かったら怖いからと
この季節はもうお洋服を着させられています。


数日前、まださほど寒くないのにお洋服を
着ていたためか、明らかに老けてみえたのか
「その犬年寄りだろ」といきなりぶっきらぼうに
話しかけてきたおじさんがいました。

あまり相手をしたくないな~って思っているのに
おじさんの話は止まらず・・・どうやらおじさんの
家のビーグルさんは15歳だというのを自慢
したかったみたい。


一般的な12歳はどの程度の体力があるのか
ヴィッキーはわかりません。足腰の丈夫さも
お腹の丈夫さも自信があるけれど、お母さんも
ヴィッキーも12歳を自覚しています・・・でも
知らない人に『年寄り』とは言われたくないの。

だってニンゲンも、見ず知らずの人に『あなたは
年寄りね』っていわれたら気分良くないでしょう?


大半は最初に『いくつ?』って聞いてくれますので
『12歳です』と答えると『まあ、もっと若いと思ったわ
足腰がしっかりしているからまだまだ元気に歩けるね』
・・・なんて励ましていただけると、半分以上はお世辞と
わかっていても、やっぱりうれしいんです♪


足元もおぼつかないほどのワンちゃんに出会うと
(立ち話も犬には苦痛だから)こちらからは近づかないけど
飼い主さんから『もうよろよろで・・・』なんて話し掛けられると
お母さんは必ず『自分の足で歩いているんだもん元気だよね』
ってワンちゃんの視線に合わせて話しかけています。

『ゆっくり歩こうね、またここで会いましょうね』とも声を掛けます。
明らかにシニア犬とわかっているのに、年齢を聞くことよりも
自分の足で歩いているワンちゃんを少しでも励ましたいんだよね。

あのおじさんは自分で犬は飼っていても、気遣いもなければ
もちろんお世辞もなかったのでしょう。でも、ビーグルさんが
見知らぬ人に『年寄り犬』って言われたらどう思うのかな?


でも気遣いのない人のことはすぐ忘れるようにしています。
だってヴィッキーの姿が見えないだけで心配してくれる
公園のおじさんやお向かいの会社の警備員さんもいるし
たくさんのお散歩友達もいるし・・・。皆さんにすりすりして
たっぷり甘えさせていただいて、『今日も元気だな!』って
毎日たくさんの方々にいただく励ましをエネルギーにして
明日もしっかりした足取りでお散歩できるのですからねっ

うれしいことも悲しいこともあるけれど、見知らぬ人に
声を掛けられるのはうれしいことだとお母さんはいいます。
それだけ気に留めてもらえていることだからっ・・・てね♪


お母さんの代わりに、ついつい難しい話を書いたら
なんだかお腹が空いちゃったワン・・・。

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