大好きだった歌舞伎座さん、さようなら

ヴィッキー

2009年02月21日 00:33



朝から雨って、空気がきれいになって清々しいようだけど
お散歩をしなくちゃと思うと憂鬱な気分になりますよね。

何が憂鬱かって言うと、毛皮が汚れることじゃなくて



月島オールスターズからのお手紙(マーキング)が
薄くなっちゃって、用件が読み取れないことなの。



ちょっと汚れた毛皮も乾き、お昼寝しながらついつい
ワイドショーを掛けっぱなしにしていたら、
『2月20日は歌舞伎の日です』と言ってました。



歌舞伎といったらお母さんがちょっとうるさくって・・・。
高校生の時に東京都の芸術鑑賞で歌舞伎を見て、
その感想文で賞をもらったみたいなの。

ちなみに副賞は『歌舞伎の鑑賞券』だったそうですが
それ以前から歌舞伎が大好きなんですよね。

昔は一幕見にも行っていたけど、月島に引っ越し後は
こんなに近くなったのに、一回も見ていないんだよね。



なんで2月20日が歌舞伎の日かというと
1607(慶長12)年、出雲の阿国が江戸城で、将軍徳川家康や
諸国の大名の前で初めて歌舞伎踊りを披露した日なんだって。
400年前のことなのに、よく記録が残っているよね~。

ご存知のように、来春から歌舞伎座の改装が始まりますね。
うちのお母さんは日光東照宮の陽明門とともに、歌舞伎座の
あの唐破風の大屋根や、桃山様式風の外観が大好きなの。



約500もの彫刻が施された『陽明門』
彫刻と徳川埋蔵金好きのお母さんにとっては、
一日いても、何回見ても飽きないところなんだって。



話は戻って歌舞伎座ですが・・・、あの素晴らしい外観を
石原都知事には『銭湯みたい』と揶揄されたらしいけど
(千と千尋の神隠しかっ!)

        

・・・じゃなかった、モデルの『子宝湯』の方ねっ

        

実物は『江戸東京たてもの園(小金井)』で見てね。


歌舞伎座の方は、やっぱりあの外観の
雰囲気は残す・・・ということで

        

・・・これが

        

こうなっちゃうのぅ

・・・風情も何もないどころか、完全にミスマッチ。
2015年に完成した時には、こんな建物を前に
お母さんはきっと嘆くだろうなあ~

三月大歌舞伎の演目は『元禄忠臣蔵』だけど
大好きな演目「中村勘三郎が出ないので、
お母さんはその辺をチェックしながら、2.3度は
さよなら公演に行きたいといっています。

     



完成した時にはお母さんと一緒に見に行けるよう・・・。
20歳になっても超元気なヴィッキーおばあを目指して、
今日もたっぷり充電します。



お・や・す・み・な・さ・い

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